
だいぶんアップが遅くなりました。1回生の後期から実施した「私の一週間」、最後のアップです。いかがでしたか? 身の回りの個人の「出来事」を「公の器」に照らし、300字にとりまとめる。そんな作業をこつこつと続けてきたわけですが、
これら2点については、各自それぞれのレベルで理解が進んだようです。
ケータイによるやりとりの個別化はべったりとした日常の一因ですが、すこし角度の違ったアプローチや表現手法から「新しい自分が発見できる!」という気づきに、この「私の一週間」が役だったようでもあります。
新年次から、また新しい仕掛けでお会いしたいと思います。
帰省先の鳥取県から大阪に帰ってくると、雪がまったく降っていないことに驚いた。向こうでは雪が降っていることは当たり前で、毎年寒さで外に出ることをためらう。しかし、今回の雪はレベルが違った。冬休みの間ずっと集中的に降り続き、外へ出て雪に足を踏み入れた瞬間、「ズボッ」と、下半身すべてが埋まってしまうほどだ。こんな雪は今まで経験したことがない。おかげで、冬休みに入る前から組んでいた友達との遊びや、初詣に行く予定がすべてなくなってしまった。
こんな雪はもう二度と体験したくない。せっかく楽しみにしていた冬休みを返してほしい。
冬休みに入り帰省した。大阪とは気候が全く違いとても寒く感じた。おばあちゃんの家に泊まりに行った30日の夜、ふと外を見ると吹雪になっていた。
大晦日の朝起きて、玄関を出ると積雪が腰のあたりまできていた。鳥取県で生まれ育って雪が多いのは慣れているが、ここまでのことは初めて。親に聞いても腰まで届くのは初めてとのことだった。場所によっては電柱が倒れ停電している。テレビでも鳥取県の雪のニュースが多く、鳥取県が有名になった気がした。
夜、雪で車が全く動かなかったので雪かきをしていた。雪の量が多すぎて何時間もかかった。ふと携帯の時計を見ると年を越してしまっていた。こんなに大変だった大晦日は初めてだった。
荷物をいっぱいに詰め込んで帰省したけれど、それよりもいっぱいに荷物を詰めて大阪へ帰ってきた。最初のころは河内長野の風景を見ると、「ああ、帰ってきてしもた……」とすこし憂鬱になっていたが、今回は「ただいま」という気持ちになった。河内長野駅から徒歩で歩く。重たい荷物が肩に大きくのしかかる。
やっと下宿に着いた。「おかえり」の声がない部屋に急に寂しくなってきた。だいぶひとり暮らしにも慣れたと思ったのに今すぐ帰りたくて部屋にいるのが嫌になった。誰かに会いたくなってバイト先に行くと優しく迎えてくれた。以前はバイトに行くのがしんどくて行きたくなかったのにいつしか私の居場所となっていった。やっぱ人といる方が楽しいな。
あなたのお家にサンタさんは来ましたか? 私はサンタさんにiphoneが欲しいとずっと願っていた。いま持っている携帯は2年以上使っているし、変え時だ。そのことを父に言うと、その携帯電話会社は電波が悪い、別のところにしなさいと言われた。それでも毎日サンタさんに願い続けた。そしてクリスマスの日、朝起きると枕元に何もプレゼントはなかった。
父に「いい子にしてなかったからちゃう? しかももう子供ちゃうやろ!」と冷たく言われた。私はサンタさんはクリスマスの日を間違えたと思う。だから1ヶ月後の1月25日に期待して、それまでiphoneが欲しいと願い続けよう。
〈わたしの一週間〉は、学生たちが毎週〈自分たちの生活〉がどのように〈公〉と繋がっているのかを考え、表現する300字のレポートです。詳しくは「レポート〈わたしの一週間〉:はじめに」をごらんください。毎週の秀作を発表していく予定です。