

日本では、高度成長期に見られた大量画一型、つまり「ある季節や時期に集中し、有名観光地への大規模な移動をともない、同じものを見て回遊し、1泊や2泊程度の宿泊と通過する観光」が主体でした。
しかし、このような観光スタイルはバブル経済が崩壊し、多くの製造業が国外に進出した1990年ごろには目に見えて衰退しました。
有名なはずの観光地や温泉地で見かける巨大ホテルや旅館の「廃墟」は、このような日本全体の社会変化の「証人」だったのかもしれません。
ところが最近、これらの「廃墟」が新しい経営スタイルを取り入れ生き生きと生まれ変わって宿泊客でにぎわっていたり、「こんな場所になぜ旅行者がやってくるの?」というニュースや現場に出会うことが多くなりました。
これらの現象は、いちはやく変化に対応し「観光新時代」にフィットした経営スタイルや地域戦略を取り入れた結果、成功をみたものですが、いまこのような「観光の現場」では、より一層の変革や新しい試みが求められており、そのような行動や企業経営に賛同できる熱意をもった人材が強く求められているところです。
本学の観光コースでは、このようなリアリティ(現実社会で起こっている本当の行為や現象)に真正面から向き合える専門教育と、学生時代に必要な「広義的に社会を見つめ、客観的に『ものごと』と関係しあえる人間力教育」を併せ持つ、独自のカリキュラム構成で2年間を学ぶことができます。